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「お子様の歯」について疑問はありませんか?
お子さんをお持ちのお母さん・お父さんは、お子さんの歯や歯科通院についてさまざまな疑問をお持ちではないでしょうか。こちらでは古淵の歯医者、イオンモール相模原の中の「AYデンタルクリニック」が、小児歯科に寄せられるご質問の中でもとくに多いものをご紹介します。こちらで解決できない疑問をお持ちの方は、お気軽に当院までご相談ください。
Q. 子どもを歯医者に連れて行くタイミングはいつですか?
当院ではお子さんを当院にお連れいただくタイミングとして、次の3つの時期をご案内しています。
【1】 乳歯が生えてきたとき |
生後6~8ヵ月ころに初めての乳歯が生えてきます。歯が生えたら虫歯のリスクも生じます。乳歯は歯質が弱く、永久歯に比べて虫歯になりやすい上に進行も早いのが特徴です。今後の必要なケアについて知るためにも、乳歯が生えてきたら一度ご来院ください。 |
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【2】 乳歯が生えそろったとき |
個人差がありますが、多くの場合1歳半~3歳半くらいの間にすべての乳歯が生えそろいます。食べられるものが増えるとともに、口の中が汚れやすくなって虫歯になる確率が上がります。乳歯が生えそろったときを一つのタイミングとして、一度ご来院ください。 |
【3】 生え替わりが始まったとき |
乳歯は、6歳~12歳ころに徐々に永久歯に生え替わっていきます。生えたばかりの永久歯はまだ弱く、虫歯になりやすいのが特徴です。永久歯の歯並びを正しく導くための矯正治療が必要な場合、開始のタイミングが重要になりますので、この時期には一度ご来院ください。 |
[アドバイス]なるべく早い時期から歯医者に通うように心がけましょう
お子さんの歯科通院のタイミングとして3つの時期をご紹介しましたが、当院ではこれらの時期でなくても、なるべく早くから通院を始めることをおすすめしています。
乳歯は人生においては短い期間しか生えていない歯になりますが、後に生えてくる永久歯を正しい場所に導く役割もあり、いずれ抜けるからといって虫歯になっていいものではありません。乳歯の虫歯も、予防はもちろん早期発見・早期治療が大切なのです。
早くから通院していれば歯医者の雰囲気にも慣れ、いざ治療が必要になったときにもスムーズに開始できます。お子様の虫歯はお母様・お父様でも見つけにくいものですので、何も異常がないと思われていても早くからご来院ください。
Q. 子どもを歯医者嫌いにさせない方法はありますか?
POINT 1 「歯医者」で脅さない |
お子さんがいうことを聞かないときなどに「歯医者に連れて行くよ!」などと、脅し文句に使わないでください。お子さんは、「歯医者=怖い」と感じてしまいます。 |
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POINT 2 嘘をつかない |
「今日は診てもらうだけ」「何もしないよ」などと嘘をついて連れて来ないようにしてください。実際に治療などをすれば、「だまされた」と悪い印象がついてしまいます。 |
POINT 3 心の準備をさせてあげる |
子どもであっても心の準備は必要です。「明日は歯医者さんで歯を元気にしてもらうよ」などと、事前にきちんと話してあげてください。 |
POINT 4 まずご家族がリラックスする |
お子さんの治療で、ご家族がドキドキしてしまうことはよくあることです。しかしその緊張感、お子さんはすぐ感じ取ります。まずご家族がリラックスしましょう。 |
POINT 5 機嫌のよいタイミングに予約する |
いつもお昼寝をしたり、おやつを食べたりする時間に同じことができないと、お子さんがごねてしまうことがあります。ふだん機嫌のよい時間にご予約をおとりください。 |
POINT 6 「痛い」という言葉を出さない |
お子さんの治療中、心配になってつい「痛くない?」と聞きたくなるかもしれません。しかし「痛い」という言葉に反応して、お子さんのがまんが切れてしまうことがあります。ご注意ください。 |
POINT 7 治療後にたくさんほめる |
もし治療中に泣いてしまったり、うまくできなったりしても、終わった後には「よくできたね」「がんばったね」とたくさんほめてあげてください。次回への自信につながります。 |
Q. 子どもの歯の健康づくりのために、家でできることはありますか?
お子さんの歯を健やかに育てるためにご家庭でできることには、「食育」と「正しい歯みがき」の2つが挙げられます。
[アドバイス]食育でお子さんの歯の健康づくりを
食育とは健やかな成長を促す正しい食生活を送るために、「食」についての知識を学ぶことをいいます。食育は体の成長はもちろん、歯の健康維持にも深く関わっています。そのポイントは次のとおりです。
POINT 1 甘いものをとりすぎないこと |
甘いおやつは子どもの大好物です。しかし甘いものをとすぎると、虫歯ができやすくなったり肥満を招いたりしてしまいます。おやつは時間を決めて与える、甘いものを与えすぎないなど、注意してあげてください。またおやつの後には、歯みがきをする習慣もつくりましょう。 |
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POINT 2 よく咬むこと |
お子さんの顎の正しい成長には、「よく咬むこと」が必要です。やわらかいものばかり食べていると咬む回数が減り、顎が育たずに歯並びが乱れてしまうことがあります。意識して咬みごたえのあるものも与え、「しっかり咬む」習慣をつくってあげてください。 |
[アドバイス]正しい歯みがきが大切です
お子さんの歯を健康に維持するには、毎日の正しい歯みがきが欠かせません。お子さんの場合、最後の仕上げみがきが重要になります。仕上げみがきのポイントは次のとおりです。
POINT 1 お子さんの頭を 安定させる |
POINT 2 歯ブラシのヘッドが 小さいものを選ぶ |
POINT 3 強すぎないよう やさしくみがく |
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お子さんのお口の中を頭の上側からしっかりのぞき込めるよう、頭をひざにおいて寝かせ、安定させましょう。 | 歯ブラシのヘッドが小さいほうが、奥歯の裏側まで届きます。お子さんのお口のサイズに合ったものを選びましょう。 | みがく力が強すぎると、お子さんの歯やお口に負担をかけます。ゆっくり、やさしくみがいてあげましょう。 |
POINT 4 1本ずつ みがく |
POINT 5 みがく順番を 決める |
POINT 6 6歳臼歯を チェックする |
歯ブラシは軽く持ち、歯と歯の間を意識しながら1本ずつていねいにみがきましょう。 | みがき残し、みがき忘れが出ないよう、「左下の奥歯から」などとみがく順番を決めておきましょう。 | 初めての永久歯の奥歯である6歳臼歯は、深い溝があり虫歯になりやすいのが特徴です。毎日しっかりチェックしましょう。 |
[アドバイス]子ども自身で歯みがきを始める時期について
お子さんが自分でスプーンを使って食事をし始めるようになったら、自分で歯ブラシを持たせてあげるといいでしょう。早い時期から、自分で歯みがきをすることを当たり前の習慣にすることが大切です。
しかし小さなお子さんは、まだ自分でお口をきれいにできません。歯みがきできたことをほめてあげ、最後にはご家族の方がきちんと仕上げみがきをしてあげてください。